Webアクセシビリティ勉強会

色とコントラスト

webアプリケーションUIにおいて色は重要な役割を果たしている。

視覚的に文字を認識するためには、色の差が必要である。(白背景に白文字では人間には読めない。) また、色の差が少ないと読むことができない人もいる。 色を正しく使うことでアクセシビリティを高めることができる。 WCAGの達成目標であるコントラスト比についても知る必要がある。

事例1 色のみで情報を提供している

問題点

色は視覚情報であるため、色だけで情報を提供している場合、視覚に問題を抱えているユーザはその情報を知ることができない。 また、人間の目の網膜には3種類の錐体の視細胞があり、それぞれが違う色を感じ取るために存在している。 しかし、いずれかの錐体が機能していない場合、認識しづらい色がある。


見え方には特徴があるが、特に多い色覚特性のP/D型では次の色の組み合わせが見づらく、識別できない可能性がある。

良くないフォームの例

色覚特性におけるフォームの見え方の違い

良くないブックマークの例

色覚特性におけるブックマークの見え方の違い

改善:色以外での情報提供

良いフォームの例

フォームの必須入力項目が文字でも提示されている場合

良いブックマークの例

ブックマークを色以外で状況を提示している場合

事例2 コントラスト比が低すぎる

色の差を感じることが難しい場合、情報へのアクセスが難しくなる。 例えば、視力が低下しているユーザは、白い背景に薄いグレーの文字を視認できない可能性がある。 また、環境光がディスプレイに反射する環境では、暗い背景に暗い文字だと読むことが難しい。

改善1:文字のコントラスト比の改善

最低限、文字色と背景色のコントラスト比は4.5:1にすること。 WCAG2.1の達成基準1.4.6の「色のコントラスト(高度)」ではコントラスト比を7:1以上にすることを求めているが、 これはレベルAAAに相当し、アプリケーション全体で達成することは簡単ではないため、本文箇所だけ7:1にするなど工夫が必要である。

改善2:文字以外のコントラスト比の改善

改善3:文字を大きくする、または太くする

チェックポイント